忌野清志郎H / 感動、青山ロックンロール・ショー 2009年05月10日(Sun) |
昨日、行ってきました。 <青山ロックンロール・ショー>に。
昨日は朝起きて、ホノを保育園に連れて行ったあとに 喪服に着替えて、外出。 電車で青山に向かいました。
あ、その前に……。 コメントをいただいてて、ありがとうございます。 リアクションは次回にさせていただきます。
今回は、清志郎の告別式のことからです。
青山葬儀所の最寄り駅である乃木坂駅のホームは、 まるで清志郎のライヴ前の時のようでした。 派手な格好してたりの、 とにかく気合入ったファンがたくさんで。 トイレの列、とくに女子トイレのほうが長いのが、 これまたライヴ前のよう(お疲れさまです)。 ただ、様子が少し違うのは、 喪服姿の人が多く、中には花束を手にしている人が いたりするところ。
地上に出ると、とにかく、ものすごい数の人。 天気がぐずつき気味だったここ数日の東京も、 この日は雨あがりの晴天でした。 ほんとに、暑いぐらいだった。
斎場に入ると、 告別式とは思えないような、派手な飾り付けが。
受付で、カードをもらいました。
霊前の遺影と同じ写真ですね。 「イェーッ!! 感謝 For You!」とあるのが 清志郎らしい。
式は、ほぼ12時ちょうどから始まりました。 曲は「ロックン・ロール・ショー」。
「青山ロックンロール・ショーへようこそ!」と、 ギンギンのメイクをした高橋康浩さんがブチ上げる。 彼は、ファンクラブの代表である以前に、 EMI時代にアーティスト担当だった人です。
バンドがオープニング曲を演奏。 MC、さらにマントショー。 本当に、まるで、ライヴです。
続いて、黙祷。 静寂の中で、遠くから「清志郎!」と叫ぶ声が いくつも聞こえてきました。
進行役は、清志郎は昔から自分のカリスマだという NHKの松田和也アナが務めます。
今度は弔辞です。
竹中直人さんの言葉には、とても感動しました。 もうボロボロになりながら、 ありったけの思い入れを語るさまに。 あそこで話していたのは、演技者でも何でもない、 生身の竹中さんでした。 清志郎が音楽を務めた彼の監督作品 『119』のことが少しだけ話に出てきました。
119 - アーティスト:
- 出版社/メーカー: EMIミュージック・ジャパン
- 発売日: 1995/01/11
- メディア: CD
大竹しのぶさんの言葉には、優しさ、 そして清志郎への愛おしさがあふれていました。
甲本ヒロトさんは、清志郎はステージ衣裳でいると聞いて 自分は革ジャンで来てみたら、浮いてるし、と言って、 会場にちょっと笑いを起こしました。 こういう場に、そうしたユーモアをもたらせるのも 清志郎の力だろうし、 そんなことをちゃんと口にするヒロトさんもまた 素晴らしいなと僕は感じました。
GOD - アーティスト: 忌野清志郎,三宅伸治,梅津和時
- 出版社/メーカー: ユニバーサルJ
- 発売日: 2005/03/02
- メディア: CD
そして彼は、自分も外にたくさん集まっているファンと 同じ立場の人間だということを言いました。
こうしている間にも、外から時おり、 大きな歓声や拍手が聞こえてきます。
僕も清志郎のことをずっと思い出していました。
あるインタビューの最後で、 「青木さんは、ページ数がそんなにないのに、 いつもいっぱい質問してくれて、 ありがとうございます(笑)」と言ってくれた姿を 何度も思い浮かべてしまいました。
続いて、葬儀委員長として挨拶をした石坂敬一さんは、 今はユニバーサルミュージックの会長兼CEOで、 それ以前は東芝EMIの偉い人でした。 と書けば、ファンの方ならわかってもらえるだろうけど、 『カバーズ』騒動の時も、「君が代」騒動でも レコード会社側の当事者だったということです。 だけど清志郎の才能を最も評価していた方であり、 そして清志郎が最も信頼していた存在でもあるのです。 この席でも、清志郎のヴォーカルを ハウリン・ウルフにたとえて評価し、 さらに日本語のロックにおける革新性を話されたのは さすがだなと思いました。
今度は、生前の清志郎のヴォーカル入りのライヴ録音と 生のバンドがあいまっての「雨あがりの夜空に」。
忌野清志郎 完全復活祭 日本武道館 2枚組ライブアルバム - アーティスト: 忌野清志郎,忌野清志郎,ジョン・スチュワート,G忌麗,仲井戸麗市,三宅伸治,ZERRY,みかん
- 出版社/メーカー: UNIVERSAL MUSIC K.K(P)(M)
- 発売日: 2008/06/18
- メディア: CD
ギターの三宅さんの笑顔が見えます。 梅津さん、片山さんが歌詞を唄っています。 煽り役の高橋さん、気持ちが入りすぎていたのか、 MC噛みまくり、トチりまくり。 そのぐらい感情が入っていました。 清志郎も「しょうがねえなあ」と 笑って許してくれるでしょう。
献花が始まりました。 一番最初に、ご親族。 奥さん、そしてふたりのお子さんの姿。
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Posted by 青木 優 at 08:01
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